先日、将棋を習い始めた子どもと一緒に千駄ヶ谷の新しい将棋会館に行ってきました。2024年にリニューアルされたばかりの新将棋会館は、将棋ファンならずとも一度は訪れてみたい場所です。
道場での対局や、併設されている「棋の音カフェ」でのランチなど、見どころ盛りだくさんだったので、子連れ目線での感想をたっぷりお届けします!
新しくなった将棋道場:子どもたちの真剣な表情に感動!
まず向かったのは、新しくなった将棋道場です。入口から入るとすぐに広がる明るく清潔な空間。リニューアルされたばかりということもあり、木目調のインテリアが落ち着いた雰囲気を醸し出していて、とてもきれいでした。
道場は、大人も子どもも入り混じって将棋を指しています。大人と子供が半々か、子どものほうがちょっと多い日もあります。男女比だと、男性が9割以上です。
中には幼稚園児くらいの小さな子どもたちもちらほら見受けられました。それぞれが真剣な表情で対局に臨んでいて、その集中力には驚かされました。

「こんな小さな子でもこんなに真剣に考えているんだ…」と感心してしまいました
うちの子も早速席につき、他のお子さんと対局をスタート。相手のお子さんも礼儀正しく、「お願いします」「ありがとうございました」としっかり挨拶を交わしていて、こうした礼儀作法が自然と身につくところも将棋の良さだなと感じました。
私は初日だけ中に入りましたが、ガラスドア越しに中の様子を見ることができるので、大人は必ずしも付き添わなくても問題ありません。
むしろ、子ども同士で自由に対局させてあげた方が、自立心が育つ気がします。
併設カフェ「棋の音カフェ」でひと休み
子どもが道場で頑張っている間、大人は隣接する「棋の音カフェ」でひと休み。このカフェは将棋会館ならではのユニークなメニューが揃っていて、将棋ファンにはたまらない空間です。
まず注目したいのはカレー!(というか、カレーしかないです)
メニューには「相掛かりカレー」や「大盤勝つカレー」など、将棋用語を取り入れた名前がついていて、思わずクスッとしてしまいます。私は「相掛かりカレー」を注文しましたが、新宿中村屋監修というだけあって、本格的な味わいでした。



スパイスが効いた濃厚なルーが絶品で、大満足!
さらにデザートには固めプリンをいただきました。このプリン、と金(成った歩)の旗を模した飾りがついていて見た目にも楽しい一品です。昔ながらの固め食感で甘さ控えめなので、大人にもぴったりでした。
そして忘れてはいけないのがドリンクメニュー。「棋士ラテアート」が楽しめるカフェラテは必見です!注文するとラテアートにプロ棋士のイラストが描かれていて、これだけでもテンションが上がります。


「今月の棋士」は毎月変わりますが、それ以外にも羽生先生のラテアートなども注文できます。



羽生先生はお高いですが、シールももらえます
また、「康光ブレンド珈琲」という佐藤康光九段監修のおしゃれなブレンドコーヒーもあり、コーヒー好きにはたまりません。
親として感じた道場体験の魅力
今回初めて子どもを連れて将棋会館を訪れましたが、とても良い経験になりました。特に道場で他のお子さんと対局する姿を見ると、「将棋ってただゲームを楽しむだけじゃなく、人とのコミュニケーションや礼儀作法まで学べるんだな」と改めて実感しました。
その間、大人はカフェでリラックスできるので、お互いに良い時間を過ごせます。



ただ、ちょっとカフェは混んでいて長いしづらいのがネック
さらに、この道場では初心者から上級者まで幅広く楽しめる仕組みになっているようです。
初級者でも、駒落ち(ハンデ)などをしてもらって、楽しく対局することができます。また、「もっと強くなりたい!」という意欲も湧いたようで、自宅でも練習する姿勢が変わった気がします。
将棋道場Q&A
初めて子供を連れていくときに心配だったことを、Q&A形式でご紹介します!
- 何級から行ける?
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将棋道場では、15級くらいから級を認定してもらえます。駒の動かし方がわかって、1人で指せるようになっていれば問題はないと思います。
不安な時は、同じ場所で開催されている「土曜子供入門教室」に行って、そのままお試しで道場で指してみるのがよいと思います。
- 何歳から行ける?
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ぱっと見た感じ、小さい子は幼稚園児に見えました。親と離れて1人で指せるのなら、幼稚園児でも大丈夫そうです。
- 予約はいる? 毎日やってる?
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予約なしでふらりと行って大丈夫です。基本的には土曜日も日曜日もやってます。
まとめ:親子で楽しめる将棋文化体験スポット
千駄ヶ谷の新しい将棋会館は、親子で楽しめる素晴らしいスポットでした。新しく整備されたきれいな道場では、多くの子どもたちが真剣に将棋を指しており、その姿を見るだけでも心温まります。また、「棋の音カフェ」ではユニークなメニューやおいしい料理・デザートを楽しむことができ、大人もしっかりリフレッシュできました。
今回訪れてみて感じたことは、「将棋はただ遊ぶだけではなく、人との交流や礼儀作法、考える力など、多くを学べる素晴らしい文化だ」ということ。そして、それを支える環境として、この新しい将棋会館は最高だと思いました。
これからも定期的に通って、子どもの成長を見守りたいと思います。そして次回は私自身も久々に将棋盤を前に座ってみようかな…なんて考えています(笑)。ぜひ皆さんも一度、新しい将棋会館へ足を運んでみてください!